南さつま地場焼酎普及推進協議会とは
「地元に7つも焼酎メーカーがあるのに、飲食店に地元の焼酎あまり並んでないよね?」
「そもそも地元に焼酎メーカーがあるのも知らないんじゃない?」
この言葉から「南さつま地場焼酎普及推進協議会」は、はじまりました。
日本酒には数多くの「杜氏(酒造りの総責任者)の流派」が存在しますが、焼酎杜氏は主に“黒瀬杜氏”と“阿多杜氏”の二大流派といわれています。黒瀬杜氏を輩出した黒瀬集落、阿多杜氏を輩出した阿多集落は、どちらも鹿児島県南さつま市にあります。鹿児島県南さつま市は、現在の本格焼酎の礎を築いたと言っても過言ではない‟焼酎杜氏のふるさと”です。
そんな伝統産業である「地場焼酎」をもっと多くの方に知っていただき、より多く飲んでもらうことで地域内経済の活性化を目指すとともに、少しでも焼酎業界全体の気運上昇にも寄与できればという想いから、焼酎メーカーを中心に市・商工団体・飲食業組合等と連携し、平成27年5月に当協議会が設立されました。
これまでの活動により、多くの飲食店様などからも応援いただけるようになり、現在では市内ほとんどの飲食店で地元の焼酎をお取扱いいただいております。また消費者も、注文の際には“地元の焼酎”という雰囲気にもなってきました。これからも関係団体等と連携しながら地場産業の発展・地産地消を推進し、更なる地域経済活動の活性化と焼酎業界全体の発展を目指します。