南さつま市が生んだ二大焼酎杜氏
杜氏は「トウジ」とも「トジ」とも読みます。
自家醸造の時代、焼酎造りは長い間主婦の仕事でしたが、時代を経て酒作りの規模が大きくなるにつれ、
熟練技能者が必要になり、焼酎蔵は男の職場になっていきました。
「杜氏」とは蔵で働く蔵人たちを統括する最高責任者のことをいいます。
もともと、焼酎杜氏は季節限定の出稼ぎ仕事でしたが、今では年間通して1つの蔵を専任する蔵持杜氏が一般的です。
南さつま市が生んだ二大杜氏「黒瀬杜氏」と「阿多杜氏」をご紹介いたします。
二大杜氏を育んだ南さつま市
鹿児島県南さつま市は薩摩半島の南西部、鹿児島市、日置市、枕崎市、南九州市と隣接し、南側と西側は東シナ海に面し、景勝地として知られる地です。鹿児島市内からは車で約1時間、その地理的特徴を生かした観光産業、イベントで市内は盛り上がりを見せます。
この自然豊かな美しい土地で、焼酎産業に大きな功績をもたらした「黒瀬杜氏」と「阿多杜氏」は育まれました。
焼酎神を祀る焼酎神社 竹屋神社
本格焼酎の一大産地、南さつま市にある竹屋(たかや)神社は、焼酎と同じく火の中で生まれた三神と、神武天皇の祖母である豊玉姫(トヨタマヒメ)を祀る神社で、「焼酎神社」として知られています。
南さつま市七蔵焼酎
南さつま七蔵焼酎の代表銘柄七つが出揃いました。
七蔵の七人の杜氏、そして蔵子達が大切に造り上げた焼酎です。